私たちの目指すもの

牡鹿に学びの場をつくるプロジェクトとは、

少子高齢化、過疎化、産業振興、学力牡鹿の地域間格差などこれから社会で直面する課題の解決のために、震災によって加速度的にこの問題に直面している牡鹿地域から一つの持続可能モデルを作り出すことを目的としています。

このサイクルが出来上がると・・・

地域の人々も地域の特産品を多くの人に知ってもらえ、また自分の仕事を頑張ることで、間接的に地域の子どもたちに学習環境を提供できる。
地域の子どもたちも自分たちの学習の場が地域の人々の力によって維持されることで、地域に誇りを持ち、安心して学びの場を利用できる。
当初は子供たちの学習、受験、検定試験などの対策からスタートするが、最終的には地域の人々も一緒にカルチャースクールの実施も目指す。また地域の大人が講師となり地域の歴史や伝統芸能の講義をしたり、外部の団体の協力を経て地域力の向上を目指す。
そしてここで学んだ仲間から地域を盛り上げる人、外からこの地域を盛り上げる人が出ることで、さらにこのサイクルが大きく、強くなっていくと考えます。

地域活性化モデルを作るための「牡鹿に学びの場をつくるプロジェクト」をぜひ応援してください。

プロジェクト商品は誰でも知っているワカメです。

「牡鹿の学びを考える会」は震災後から牡鹿地域で中学生の学習サポートをしていた伊東孝浩(現代表)からの「牡鹿地域に持続可能な学習する場を作りたい。」という相談を受けた一般社団法人こはくが子どもたちに関わるサポート事業を行っている団体に声をかけ、それに賛同してくれた団体が集まり2013年に結成された。

牡鹿地域の子どもたちの学びの場をつるために話し合いを重ね、牡鹿中学校、各小中学校PTAにも協力をいただき2014年6月に中学生を対象に学習スタート。2016年で3年目を迎えた。

​当会としては団体メンバーの専門分野を生かし、子どもたちの個性を尊重しながら学びの場を中心に地域の直面する課題解決、地域活性化の一助になりたいと活動しています。

ではなぜワカメなのか?

皆さんにワカメを勧めるには、ちゃんとした理由があります。

ワカメには、カルシウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、ヨウ素、葉酸、ビタミンA・K、EPA、食物繊維といった栄養素が含まれています。

これらの栄養素は眼精疲労、免疫力向上、骨を丈夫にする、生活習慣病予防、花粉症・アレルギーの緩和に効果があると言われています。また肌の潤い、髪の毛、便秘解消、脂肪が付きにくい体質など美容効果も期待されます。ただ摂取量が多すぎても良くありません。適量を毎日摂取することが大切です。

つまり、みそ汁やサラダなどで毎日食べ続けられ、少量で済むという点でワカメは最適な食材であると言えます。

牡鹿半島の豊かな海で育ったワカメは牡蠣やホタテ、ホヤ同様、栄養価も高く食感も良く、自信を持って勧められる食材です。震災ですべてを失った牡鹿の養殖に携わる人々が一から作り直し育ててきたワカメ、これらの人々の思いと海の恵みがいっぱい詰まったワカメ。このワカメを多くの人に知っていただき、普段の食生活に取り入れていただきたいと願っています。

このプロジェクトの最終目標は?

牡鹿半島のワカメを購入していただくことで産業振興の一助になり、間接的には学びの場を持続可能なサイクルモデルとして確立すること、そして地域活性化のためのイベントや人材育成に寄与することが大きな目標です。これを達成するだけでもとても高いハードルですが、その先にもう一つ目標があります。

それは、

このプロジェクトを進めていくうえで直面する問題やそこから得られる解決策は、他の同じような問題を抱える地域においても有用と私たちは考えています。私たちの取り組みの情報発信が地域活性化やまちづくりに携わる方々の一助になれば幸いです。

そして日本社会がこれから直面する問題を、震災により他の地域より10年以上早く経験しているこの牡鹿から地域活性化につながる一つのモデルを作り出すことが、震災時に多大な支援をしていただいた方々への恩返しになると信じています。

子供たちの未来、地域の未来を創るため、「牡鹿に学びの場をつくるプロジェクト」へ応援よろしくお願いします。